主婦でも鉄壁 ―― ドライブレコーダーが撃退した夕方の煽り運転
夕方17時、あの道で
いつものようにパートを終えて、スーパーの特売品でいっぱいのエコバッグを助手席に置いた瞬間、空は少しだけ朱く染まっていました。エンジンをかけ、国道へ出るまでの片側1車線の道を走り始めたそのとき──バックミラーに映った白いSUV。ヘッドライトが異様に近い。クラクションこそ鳴らさないものの、まるで背中を小突かれるような圧を感じました。
ミラー越しの“敵意”
減速するとさらに詰められ、加速すればピタリと追従。「煽り運転」ってニュースの中の遠い出来事だったはずなのに、実際に自分が標的になると足が震えるんですね。とっさにドラレコのランプが点灯していることを確認しつつ、ウインカーを出して路肩に寄ろうとした瞬間、後続車は急に進路変更して脇道へ――まるで「録画されている」と気づいて逃げたかのようでした。
恐怖のあとに残った現実
家に着いても心臓はバクバク。けれど “証拠は残っている” という安心感があったから、すぐに警察へ映像を提出する判断ができました。担当の方いわく、「ドライブレコーダーが決定的証拠になるケースは増えている」とのこと。もしまた同じ時間帯に同じ車に遭遇しても、映像が連続性を示してくれる――そう思うだけで呼吸が少し落ち着きました。
ドラレコのおかげで守れたもの
私が使っているのは 前後2カメラ・シガーソケット給電タイプ。取り付けは工具いらずで10分、価格は2万円弱。画質なんて気にしたこともなかったけれど、ナンバーまでくっきり写っていて本当に助かりました。夜間補正や駐車監視機能も“いつかの不安”をそっと肩代わりしてくれます。

同じ道を走る主婦仲間へ
- 録画中ランプはしっかり点ける → 抑止効果バツグン
- 定期的にSDカードを確認 → いざという時に「録画されていなかった」では泣くに泣けません
- 前後カメラ推奨 → 後ろから来る“見えないストレス”を逃しません
私たちの運転は買い物と通勤の繰り返し。でもその “当たり前” を守るには、ちょっとした備えが必要なのだと痛感しました。もしドラレコをまだ付けていないなら、どうか早めに。怖かったあの夜、背中を守ってくれたのは誰でもない、小さなレンズ一つだったのですから。